こんにちは、YOSSYです!
今回はプレミアリーグビッグ6の一角アーセナルで活躍する、冨安選手をご紹介します!
18季ぶりにリーグ優勝が見えているアーセナル、昨年日本代表冨安選手の移籍以降チェックされている方も多いのではないでしょうか?
躍進するアーセナルで日本人として活躍する冨安選手について、プレースタイルや経歴、市場価値や年俸の上昇についてもまとめさせていただきました!
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経歴
国籍:日本
生年月日:1998年11月5日(25歳)
身長:188cm
体重:88kg
クラブ経歴
・アビスパ福岡
2016年、高校卒業を待たずに高校3年生の時、アビスパ福岡のトップチームに昇格。2ndステージの第3節FC東京戦でボランチとしてプロデビューを果たすと、その後はディフェンスラインのレギュラーに定着した。
・シント=トロイデンVV
2018年1月8日、ベルギー1部のシント=トロイデンVVに移籍することが発表された。J1リーグの強豪クラブも獲得に興味を示していたが、強い海外志向により、億単位の移籍金を残して海外移籍することになった。 2018-19年シーズン、7月18日に行われた開幕戦のサークル・ブルッヘ戦でフル出場でリーグ戦初出場を果たした。
・ボローニャFC
2019年7月9日、セリエA・ボローニャFCへの完全移籍が発表された。移籍金は12億円、背番号は「14」。 8月25日、セリエA開幕戦のエラス・ヴェローナFC戦で右サイドバックとしてリーグ戦デビューを果たしそのプレーに多くの称賛の声が上がった。 シーズン通して右サイドバックやセンターバックとして先発出場を重ね、7月にはコリエレ・デロ・スポルト紙から「冨安は黄金の選手。シニシャ・ミハイロヴィチ監督にとってなくてはならない選手」と評価された。
・アーセナルFC
2021年8月31日、アーセナルFCに移籍することが公式発表された。移籍金は25.5億円。背番号は「18」。 同年9月11日、ノリッジ・シティ戦で先発起用されプレミアリーグデビューを果たした。 アーセナルは開幕三連敗の最下位に沈んでいたが冨安選手をはじめ新規加入選手の活躍もあり大躍進。 度重なるけがの影響もありアルテタ監督から大事に扱われるが2022-23シーズンも右ひざを負傷しシーズン中の復帰が絶望の状況になってしまった。
代表経歴
・2018年8月30日、キリンチャレンジカップに挑む日本代表に初招集され、10月12日のパナマ戦で先発して日本代表初出場を果たした。10代での日本代表デビューは2012年の宮市亮選手以来で、センターバックの選手としては史上初となった。
・2022年11月1日、2022 FIFAワールドカップに臨む代表メンバーに招集された。大会直前にハムストリングを負傷していたためコンディションが万全ではなく同大会のグループステージでは出場時間は抑えめであった。それでも1戦目のドイツ代表戦で後半から途中出場し大金星となる逆転勝利に貢献、3戦目のスペイン代表戦では終盤に途中出場しジョルディ・アルバらを押さえるなど強豪ドイツ、スペインと同組の厳しいグループを1位で突破するのに貢献した。日本代表初のベスト8進出を懸けた前回準優勝クロアチア代表戦では大会初スタメンを果たし延長戦120分フル出場したがチームはPK戦の末、敗退した。
プレースタイル
・ポジションはCBとSB。アーセナルでは右サイドバックメイン。
・身体能力を活かした鉄壁の守備
188cm、88kgの恵まれた体格を持ち、大柄の選手では珍しくて足も速い選手。 空中戦についてはほぼ完勝し、プレミアリーグ有数のWG相手にもそのスピードでシャットアウトしてしまうほど。 実際にワールドカップスペイン戦でもバルセロナで活躍するファティ選手とアルバ選手のコンビを完璧に抑え込んでいた姿は日本で最も優位性を保っていたポジションである。 アルテタ監督からの信頼も厚く、本職は右SBだが、相手チームのエースが右WGとなれば、左SBとしてエースキラーの役割を与えられ全うしている。
・両利きを活かしたキープ力とビルドアップ
両利きのメリットは相手選手にサイドのライン際に追いやられた際にどちらの足でも正確にパスを供給できる点にある。 逆足で苦し紛れのパスにならないため、相手にチャンスを与えることもなく逆に味方のチャンスにつなげてしまう。 また、パス精度が高いことの自信からか前への意識が高く、スペースがあれば縦パスを前線の選手に通すことも可能。 ボール保持率が高く、後方からビルドアップしていくアーセナルの選手に大変マッチした選手である。
・課題は攻撃の精度
SBといえば守備だけでなく攻撃メインで攻撃こそ本領を発揮する選手も多い中、冨安選手の得点に直接つながる貢献に対してはまだまだと言わざるを得ない。 特に右WGの選手を追い越してパスを受ける動きやセンタリングの技術に対してはライバルのホワイト選手に間違いなく軍配が上がるため、今後の伸びしろとして成長に期待の部分である。
市場価値
・2024年1月現在:3,000万ユーロ(48億2,700万円)
・2018年シント=トロイデンVV加入時の35万ユーロからボローニャ、アーセナルでの活躍を経て約9倍となっている。
アーセナル加入時の移籍金がボーナス込みで2,300万ユーロと言われているが、この金額は日本人移籍金ランキングで4位となっており、トップは中島翔哉選手の3,500万ユーロである。
年俸
2021年~(アーセナル★最新) 5億4,000万円
2019年~(ボローニャ) 1億1,500万円
2018年~(シント=トロイデンVV) 1,650万円
2017年~(シント=トロイデンVV) 1,500万円
2016年~(アビスパ福岡) 360万円
アーセナル内では15番目の金額だが、日本人選手では2番目の年俸となっている(1位はモナコ南野選手の6億5,000万)。
怪我の影響から守備固めのバックアッパーという位置づけになっている現状、契約更新はあっても年俸上昇は望めないだろう。
エピソード
2023年2月15日第12節、アーセナル本拠地エミレーツ・スタジアムで行われたマンCとの首位攻防戦で、10試合ぶりに先発出場を果たした冨安選手は、前半23分にミスを犯す。
グリーリッシュ選手の寄せに対してバックパスを選択するが、そのボールがGKに届く前にデブライネ選手にワンタッチでのスーパーゴールを決められてしまい貴重な先制点を献上してしまう。 ゴールを決められた瞬間天を仰ぐ冨安選手。
するとキャプテンのウーデゴール選手が駆け寄り顎に手をやり叱咤激励をしたのだ。 ジンチェンコ選手も近寄り声をかけ、ミスをチームでサポートする暖かいシーンである。
失点しても下を向くことなく、すぐに切り替えて全員で前を向くという姿勢が今期のアーセナルが見せているハイパフォーマンスに繋がっているが、そんな瞬間が垣間見えるエピソードである。
総括(感想)
日本史上最高のDFと呼ばれる冨安選手。
最高峰のプレミアリーグ、ビッグ6の一角であるアーセナルでレギュラーを勝ち取り最高のスタートを切ったが、現状は守備固めのバックアッパーという位置づけになっている。
それは怪我がちの冨安選手を大事に扱うアルテタ監督のやさしさとも捉えられるが、レギュラーの座を取られてしまったという事実に変わりはない。
復帰してもすぐに故障するというトップ選手にもよくある話だが、アーセナルでも活躍できることは十分に証明しているため、可能であればこのままアーセナルでレギュラーを再度つかみ取り優勝するチームの主力としての活躍を期待する。