こんにちは、YOSSYです!
2023-24シーズンより日本代表キャプテンの遠藤選手が加わったリヴァプール、長年のコップだけでなく最近注目されている方も多いのではないでしょうか?
一時代を築いた多くの選手が退団し、遠藤選手含め新加入選手やアーノルド選手の起用法等注目の新体制となった今シーズン。
CL権を失った屈辱の昨シーズンからの挽回を果たすべくクロップ監督はどう仕上げていくのかに期待です!!
こちらの記事ではそんなリヴァプールのメンバーやフォーメーション、注目選手についてご紹介します。
最後にプレミアリーグを含め、サッカーを無料でライブ視聴する方法をご紹介しています!
そちらの記事も是非確認してみてください!
【リヴァプール】クラブデータ・歴史・特徴
クラブデータ
クラブ名称 | リヴァプールFC |
創設年 | 1892年 |
ホームタウン | リヴァプール |
ホームスタジアム | アンフィールド(収容人数:61,000人) |
オーナー | トム・ワーナー(アメリカ) |
監督 | ユルゲン・クロップ(ドイツ、2015年~) |
選手市場価値 | 8億7,730万ユーロ(2023年11月現在) |
選手平均年俸 | 658万ユーロ(10億7,100万円) |
歴史
・1970年代から1980年代の黄金期
第二次世界大戦後低迷期を迎えるが、1959年にビル・シャンクリー氏を監督に抜擢するとチームを立て直す。
シャンクリー氏は1974年に勇退するが彼が築いた基盤により黄金期を迎える。
1975年から1990年の間で10回のリーグ優勝と4回のCL優勝を成し遂げ、国内外でファンを獲得。
・二つの悲劇からの低迷
1985年の「ヘイゼルの悲劇」と1989年の「ヒルズボロの悲劇」は外せない歴史となる。
「ヘイゼルの悲劇」は当時のチャンピンズカップ(現CL)決勝でユベントスとの一戦での出来事。
観客席の両クラブサポーターの小競り合いによりリヴァプールサポーターが暴徒化。
死者39名、負傷者400名の大惨事を起こしてしまう。
「ヒルズボロの悲劇」はイングランドサッカーのカップ戦の準決勝、ノッティンガム戦で警備側の誘導ミスで立見席に収容人数を上回る多くの竿イーターが押し寄せ、大勢が金網や鉄柵に押し付けられ圧死者が続出し、死者96名、負傷者766名のさらなる大惨事を生んでしまった。
・ジェラードの言葉とイスタンブールの奇跡
1990年代に悲劇から立て直すことができずリーグタイトルから遠ざかる低迷期に突入するが、2000年代にはいるとスター選手誕生により徐々に挽回していく。
その代表が長らくキャプテンとしてチームを支えたジェラード選手。
2004-05シーズンCL決勝まで駆け上がると相手はミラン、前半を終えて0-3と圧倒的不利な状況に陥る。
そんな中ハーフタイムのロッカーでキャプテンジェラード選手が声をあげる
『俺にとってはリバプールが全てだ。このクラブこそが俺の知っている全てであり、そのクラブを歴史に残る笑いものになんかさせたくない。もしも、みんなが俺をキャプテンとして愛してくれるなら協力してくれないか』
そこからジェラード選手自身のゴールを皮切りにわずか9分間で同点へ、PK戦を制してCL優勝を勝ち取った。
これは「イスタンブールの奇跡」の裏側の話である。
・闘将クロップ監督就任
2015-16シーズン、8節を終え3勝3敗2分の10位と苦戦し、10月3日に2012年から指揮を執っていたブレンダン・ロジャーズ監督を解任。
白羽の矢が立ったのがドルトムントを退任していたクロップ監督。
最初はチームに戦術を浸透させるため苦心するが、徐々にクロップ監督が求める選手の獲得もあり徐々に体制を整える。
そしてついに2018-19シーズンにCL優勝、2019-20シーズンにリーグ優勝を成し遂げた。
1980年代黄金期最後にリーグ優勝を成し遂げた当時の監督はケニー・ダルグリッシュ氏であった。
しかし彼は「ヒルズボロの悲劇」のショックを引きずりそのまま退任に。
そこからちょうど30年ぶりの優勝でのトロフィーリフト時にダルグリッシュ氏が直接キャプテンのヘンダーソン選手にハグしてメダルを渡した姿は感動的なシーンである。
【リヴァプール】2023-24|選手一覧
選手名 | 背番号 | pos. | 国籍・代表 | 生年月日 | 身長/体重 | 市場価値 | 年俸 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
アリソン・ベッカー | 1 | GK | ブラジル代表 | 1992年10月2日 | 193cm/91kg | 35.00 m € | 14億2,000万円 |
ジョー・ゴメス | 2 | DF | イングランド代表 | 1997年5月23日 | 188cm/77kg | 22.00 m € | 8億150万円 |
遠藤航 | 3 | MF | 日本代表 | 1993年2月9日 | 178cm/77kg | 13.00 m € | 4億7,300万円 |
フィルジル・ファン・ダイク | 4 | DF | オランダ代表 | 1991年7月8日 | 195cm/92kg | 35.00 m € | 20億8,400万円 |
イブラヒマ・コナテ | 5 | DF | フランス代表 | 1999年5月25日 | 194cm/95kg | 38.00 m € | 6億6,300万円 |
ティアゴ・アルカンタラ | 6 | MF | スペイン代表 | 1991年4月11日 | 174cm/70kg | 12.00 m € | 13億2,600万円 |
ルイス・ディアス | 7 | FW | コロンビア代表 | 1997年1月13日 | 180cm/73kg | 75.00 m € | 5億2,100万円 |
ソボスライ・ドミニク | 8 | MF | ハンガリー代表 | 2000年10月25日 | 186cm/74kg | 70.00 m € | 11億3,600万円 |
ダルウィン・ヌニェス | 9 | FW | ウルグアイ代表 | 1999年6月24日 | 187cm/81kg | 65.00 m € | 13億2,600万円 |
アレクシス・マック・アリスター | 10 | MF | アルゼンチン代表 | 1998年12月24日 | 187cm/81kg | 65.00 m € | 14億2,000万円 |
モハメド・サラー | 11 | FW | エジプト代表 | 1992年6月15日 | 175cm/71kg | 65.00 m € | 33億1,500万円 |
アドリアン | 13 | GK | アンダルシア州選抜代表 | 1987年1月3日 | 190cm/80kg | 800 k € | 5億6,840万円 |
カーティス・ジョーンズ | 17 | MF | イングランド | 2001年1月30日 | 185cm/75kg | 30.00 m € | 1億4,210万円 |
コーディ・ガクポ | 18 | FW | オランダ代表 | 1999年5月7日 | 193cm/76kg | 55.00 m € | 11億3,600万円 |
ハーヴェイ・エリオット | 19 | MF | イングランド | 2003年4月4日 | 170cm/62kg | 35.00 m € | 3億7,800万円 |
ディオゴ・ジョッタ | 20 | FW | ポルトガル代表 | 1996年12月4日 | 178cm/70kg | 50.00 m € | 13億2,600万円 |
コスタス・ツィミカス | 21 | DF | ギリシャ代表 | 1996年5月12日 | 178cm/75kg | 18.00 m € | 4億7,300万円 |
アンディ・ロバートソン | 26 | DF | スコットランド代表 | 1994年3月11日 | 178cm/64kg | 40.00 m € | 9億4,700万円 |
ジョエル・マティプ | 32 | DF | カメルーン | 1991年8月8日 | 195cm/90kg | 12.00 m € | 9億4,700万円 |
ライアン・フラーフェンベルフ | 38 | MF | オランダ代表 | 2002年5月16日 | 190cm/77kg | 35.00 m € | 14億2,000万円 |
ステファン・バイチェティッチ | 43 | MF | スペイン | 2004年10月22日 | 185cm/77kg | 13.00 m € | 3億7,800万円 |
ベン・ドーク | 50 | MF | イングランド | 2005年11月11日 | 176cm/64kg | 10.00 m € | 4億7,400万円 |
クィービーン・ケレハー | 62 | GK | アイルランド代表 | 1998年11月23日 | 188cm/81kg | 15.00 m € | 9,400万円 |
トレント・アレクサンダー・アーノルド | 66 | DF | イングランド代表 | 1998年10月7日 | 175cm/72kg | 65.00 m € | 17億円 |
ジャレル・アモリン・クアンサー | 78 | DF | イングランド | 2003年01月29日 | 190cm/-kg | 2.00 m € | 23億880万円 |
コナー・ブラッドリー | 84 | DF | 北アイルランド | 2003年7月9日 | 181cm/70kg | 1.50 m € | – |
【リヴァプール】2023-24|フォーメーション・戦術
【リヴァプール】2023-24|基本フォーメーション・スタメン
【リヴァプール】2023-24|戦術
・クロップ監督十八番のゲーゲンプレス
ゲーゲンプレストは一言でいうと、「ボールが奪われた瞬間に味方選手と連動し、ボールを持っている選手に対してプレッシャーをかけて相手選手のミスを誘いボールを奪う」というもの。
相手守備陣内でボールを奪ったのち、すぐさま攻撃に転じることで相手に混乱を招き、陣形が整わないまま連携と個の力で得点を奪う攻守兼用の武器である。
・連携を凌駕する個の力
リヴァプールの魅力は高い攻撃力にある。
数年にわたりリーグを代表するポイントゲッターのサラー選手は言わずもがな、左WGのディアス選手、CFのヌニェス選手、ジョーカーの役割がもったいないジョタ選手と個人の技術力だけで得点を量産できるタレントがそろっている。
ショートカウンター時に得点に結びつけられるのはこれらの選手のアドリブでのポテンシャルによるところが大きい。
しかし、今季ここまで好調を維持できているのは中盤の選手の得点力が貢献している。
ピンチを救っているのは無慈悲なミドルシュートのゴラッソである。
中盤でタクトを振るうようになったアーノルド選手だけでなく、ソボスライ選手、マック・アリスター選手、そして遠藤選手にもミドルでのゴールが生まれた。
これまで引いて守る格下の相手に得点が奪いきれず勝ち点を失う試合も多かったが、無慈悲なゴール連発により今期は圧倒的な勝利を重ねている。
・鉄壁の守備陣
2023-24シーズン17節を終えて2位に位置するリヴァプールは失点数において首位アーセナルと並んで最小の15失点に抑えている。
不運な一発レッドでの退場を重ねてこの数字はいかに鉄壁かを物語っている。
リヴァプールは基本最終ラインを高く設定しているためカウンターには一見弱い。
被カウンターのリスク・マネジメントをCBに丸投げしている感はあるものの実際後方の選手のみでブロックする力がある。
第一の矢として守備的なアンカーのポジションで縦横無尽に相手の攻撃の芽を摘む遠藤選手、圧倒的なフィジカルと広大なスペースをカバーするスピードをも兼ね揃えたファン・ダイク選手とコナテ選手、、そして一対一世界最強の守護神アリソン選手。
守備の穴と呼ばれたアーノルド選手についても責任感と努力からか今シーズンは奮闘し、スタッツとしても好成績を収めている。
最強の矛と盾を備えるリヴァプール、新戦力の中盤も主力としてハマってきているこの状況で更なる上積みを期待する。
総括(感想)
プレミアリーグで最も歴史の古いチームの一つであるリヴァプール。
そして世界的に人気なチームである理由は要塞アンフィールドにあるのではないか。
ホームで絶対的なパフォーマンスを誇るのはサポーターの声援あってのことだと思うが、
それにしてもどんな強豪チームであっても負けを一つ覚悟するほどの要塞は他にはない。
今期も17節マンU相手に初の引き分けを喫するまで全勝と相変わらずの絶好調。
一度はその熱気に包まれながら「You’ll Never Walk Alone」を熱唱してみたいというのは大きな夢である。