こんにちは、YOSSYです!
2022-23シーズンより日本代表三笘選手がレンタルバッグで加わったブライトン、ワールドカップでの三笘選手の活躍から注目されている方も多いのではないでしょうか?
昨シーズン途中から指揮官として名将デ・ゼルビ監督を加え大躍進!
ビッグ6とも互角の戦いからクラブレコードであるプレミアリーグ6位フィニッシュを飾り、ELリーグ出場権を獲得!
こちらの記事ではそんなブライトンのメンバーやフォーメーション、注目選手についてご紹介します。
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【ブライトン】クラブデータ・歴史・特徴
クラブデータ
クラブ名称 | ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC |
創設年 | 1901年 |
ホームタウン | ブライトン・アンド・ホヴ |
ホームスタジアム | ファルマー・スタジアム(収容人数:30,750人) |
オーナー | トニー・ブルーム |
監督 | ロベルト・デ・ゼルビ(2023年~) |
選手市場価値 | 3億7,600万ユーロ(2023年9月現在) |
選手平均年俸 | 173万ユーロ(2億7,200万円) |
歴史
1901年創設後、1910年当時のフットボールリーグチャンピオンであったアストン・ヴィラを破り、チャリティーシールド(現コミュニティ・シールド)を獲得。これはクラブの唯一の国内タイトルである。
2014年以降就任したクリス・ヒューストン監督の元、2016-17シーズンに3試合を残してプレミアリーグ自動昇格の条件である2位以内を決めたことで、35年ぶり、プレミアリーグが創設されてから初めて1部昇格を決めた。2017-18シーズンからプレミアリーグに所属している。
昇格後4年は15位以下と降格争いが続いていたが、前ポッター監督のチーム作りから2021-22シーズンに9位、2022-23シーズンはシーズン途中に引き継いだデ・ゼルビ監督の元、クラブ史上最高の6位でクラブ史上初の欧州カップ(EL)出場を確定させた!!
特徴
チーム戦略として「安く買って高く売る」、商売上手な経営戦略が世界でもトップレベルの評価を得ている特徴となるでしょう。
そこにはオーナーであるブルーム氏の経歴にも関わっていることだと考えられます。
ブルーム氏はスポーツベッターで富を築きプロポーカープレイヤーでもあります。
一般のギャンブラーとは異なり明確に成果をあげていることから状況分析や確率論に長けており、無名選手であっても価値が出てくる選手の将来性やチームへのフィットを図る先見性が高いのだと思われる。
実際に2023-24シーズン第5節、あのマンU相手に対するスタメン11人の獲得にかかった移籍金が1700万ポンド(約31億円₎のみで金満と呼ばれるチームが獲得している選手一人にも満たない金額であったことは驚愕である。
【ブライトン】2023-24|選手一覧
選手名 | 背番号 | pos. | 国籍・代表 | 生年月日 | 身長/体重 | 市場価値 | 年俸 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
バルト・フェルブルッヘン | 1 | GK | オランダ | 2002年8月18日 | 194cm/75kg | 10.0m€ | – |
タリク・ランプティ | 2 | DF | ガーナ代表 | 2000年9月30日 | 163cm/55kg | 12.0m€ | 2億5,000万円 |
イゴール・フリオ | 3 | DF | ブラジル | 1998年2月7日 | 185cm/84kg | 10.0m€ | – |
アダム・ウェブスター | 4 | DF | イングランド | 1995年1月4日 | 191cm/75kg | 25.0m€ | 4億円 |
ルイス・ダンク(c) | 5 | DF | イングランド代表 | 1991年11月21日 | 192cm/88kg | 16.0m€ | 5億8,000万円 |
ジェイムズ・ミルナー | 6 | MF | 元イングランド代表 | 1986年1月4日 | 175cm/70kg | 1.5m€ | – |
ソリー・マーチ | 7 | MF | イングランド | 1994年7月20日 | 180cm/88kg | 22.0m€ | 3億6,000万円 |
マフムド・ダフード | 8 | MF | 元ドイツ代表 | 1996年1月1日 | 176cm/68kg | 12.0m€ | – |
ジョアン・ペドロ | 9 | FW | ブラジル | 2001年9月26日 | 182cm/70kg | 32.0m€ | 2億2,000万円 |
フリオ・エンシソ | 10 | FW | パラグアイ代表 | 2004年1月31日 | 168cm/64kg | 22.0m€ | 7,280万円 |
ビリー・ギルモア | 11 | MF | スコットランド代表 | 2001年6月11日 | 170cm/60kg | 12.0m€ | 1億4,000万円 |
パスカル・グロス | 13 | MF | ドイツ | 1991年6月15日 | 181cm/78kg | 8.0m€ | 4億3,000万円 |
アダム・ララーナ | 14 | MF | 元イングランド代表 | 1988年5月10日 | 172cm/73kg | 1.2m€ | 6億6,000万円 |
ヤクブ・モデル | 15 | MF | ポーランド代表 | 1999年4月7日 | 188cm/78kg | 10.0m€ | 7,280万円 |
ダニー・ウェルベック | 18 | FW | 元イングランド代表 | 1990年11月26日 | 185cm/73kg | 7.0m€ | 4億0,000万円 |
カルロス・バレバ | 20 | MF | カメルーン | 2004年1月3日 | 179cm/77kg | 5.0m€ | – |
三笘薫 | 22 | MF | 日本代表 | 1997年5月20日 | 178cm/73kg | 32.0m€ | 7,280万円 |
ジェイソン・スティール | 23 | GK | イングランド | 1990年8月18日 | 188cm/80kg | 4.0m€ | 1億4,000万円 |
シモン・アディングラ | 24 | FW | コートジボワール代表 | 2002年1月1日 | 175cm/68kg | 10.0m€ | – |
エヴァン・ファーガソン | 28 | FW | アイルランド代表 | 2004年10月19日 | 188cm/78kg | 30.0m€ | 1億4,000万円 |
ヤン・ポール・ファン・ヘッケ | 29 | DF | オランダ | 2000年6月8日 | 189cm/79kg | 5.0m€ | – |
ぺルビス・エストゥピニャン | 30 | DF | エクアドル代表 | 1998年1月21日 | 175cm/78kg | 32.0m€ | 3億7,000万円 |
アンス・ファティ | 31 | FW | スペイン代表 | 2002年10月31日 | 178cm/66kg | 35.0m€ | – |
ジョエル・フェルトマン | 34 | DF | オランダ代表 | 1992年1月15日 | 183cm/73kg | 10.0m€ | 3億6,000万円 |
トーマス・マギル | 38 | GK | イングランド | 2000年3月25日 | 185cm/80kg | 0.6m€ | 7,280万円 |
ファクンド・ブオナノッテ | 40 | MF | アルゼンチン | 2004年12月23日 | 174cm/66kg | 12.0m€ | 1億1,000万円 |
【ブライトン】2023-24|フォーメーション・戦術
【ブライトン】2023-24|基本フォーメーション・スタメン
【ブライトン】2023-24|戦術
ブライトンの特徴としてまず挙げられるのが「後方からのビルドアップの上手さ」である。
ブライトンは自陣へ相手を引き込み、そこから巧みにボールを繋いで展開するパターンを多用し、決まれば有効な手法ではあるが、自陣深くから繋ぐプレイはリスクもある。
相手FWのプレスに対しGKとDF間でいなして散らす場面も多いため、見ている側ははらはらするケースも多々あるが、ブライトンは選手たちの動きに迷いがなく、サポートの距離も抜群だ。
ビルドアップ時のキーマンはボランチに位置するグロス選手で、サッカーIQの高さから相手の守備戦術に臨機応変に対応しうまくいなしながら前線にボールを供給する。
データサイト『WhoScored』より、パス成功率89.3%はリーグ第2位という成績(第1位はマンC:90.2%)を誇っている。
守備時は前線の選手から強度の高いプレッシングが持ち味で、FWの選手から誰一人さぼることのない正確なプレッシングを遂行する。
また、守備網に入ってきた段階ではボールホルダーに対して近くの選手が前に出て行く守備を行い、ミスを誘発しマイボールに収める。
ポゼッション率に重きを置いているため、攻撃は最大の防御と言わんばかりの相手にまずボールを持たせないことがディフェンスの要となっている。
攻撃面ではしっかりとボールを保持しながら攻めていくスタイルをとっている。
サイドの三笘選手、マーチ選手が開いてボールを受けるか、CFの選手が降りてきてボールを受け、サイドに散らすか等多彩である。
その中で「戦術三笘」が最大の攻撃力で、世界から注目される三笘選手のドリブル能力と、それをサポートするサイドバックのエストゥピニャン選手やトップ下の選手との連動が得点源に。
三笘選手だけでなくCFのファーガソン選手や右WGのマーチ選手の得点力と中盤の選手がペナルティエリアに飛び込んできてのゴールなど、攻撃時にもデ・ゼルビ監督が描く「形」に則っているブライトン。
コーナーキックやフリーキックなどセットプレーにまだ課題が残るように見えるが、デ・ゼルビ監督の戦術の元、すでにプレミアリーグ上位常連の風格を感じる。
総括(感想)
これはブライトン市の市議会議員ウォーレン・モーガン氏の1部昇格を決めた後の言葉である。
「ホッとしたし、元気づけられた。83年の降格から本当に長い道のりだったからね。でも、一生涯のファンである立場から言わせてもらえば、重要なのは今後だよ。プレミアリーグで上位に上がっていってもらいたいね。チェルシー、リバプール、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッド…強い相手ばかりだけど、我々はまだ道半ばだ」
昇格後4年間は15位以下の数字とプレミアリーグ残留争いを繰り返すも、前ポッター監督の元2021-2022シーズンには歴代過去最高の9位、2022-2023シーズンには引き継いだデ・ゼルビ監督の既存戦力を最大限に活かした戦略の元、ビッグ6を打ち破りながらEL出場権を獲得。
三笘選手を筆頭にイングランド国内以外で発掘された原石が躍動するブライトン。
モーガン氏が言うように今はまだ「道半ば」だが、ミラクルレスターを彷彿とさせるさらなる躍動に期待感が高まるばかりであると同時に現地サポータと一緒に一喜一憂していきたい。